2016年3月29日火曜日

今日から中日戦。話題のビシエドの攻略法

今日から苦手ナゴヤドームにて中日3連戦です
間違いなく鍵を握るのは新ドラゴンズの主砲ビシエドでしょう
カープは未だ0本塁打ながら一人で3本塁打を放っているビシエドは驚異&脅威です(中日もビシエドしか打っていませんが)

流石はメジャー通算5年間で打率.254 本塁打66といったところでしょうか
しかもまだ27歳と若いので敵としては怖い存在です

そんなビシエドの弱点ですが答えから言うと「選球眼」です
現に開幕3戦で3本塁打の裏腹に選んだ四球は0で三振は2つ
打率.615も打っているので現状あまり意味のない数値かもしれませんが、野球は確率のスポーツ。
良いバッターでも打率3割に収束するのに、ボール球を振っていては更にその確率は下がります

ここでメジャーの通算成績に目をやってみましょう

三振率21.6%(19.9%)
四球率5.3%(7.7%)

()内が昨年のアメリカンリーグ(主にビシエドが所属していたリーグ)の平均値です
共にリーグ平均より悪いことが分かります
つまりバッティングに対する安定感には欠けます

とはいうもののこれはメジャーの成績で、一般的に日本のプロ野球とメジャーリーグではメジャーリーグの方がレベルが高いと言われています
だから「日本なら改善するのでは?」と思われる方もいると思います。
当然、環境やレベルが違うのだから変化はあることは考えられます。しかし、それらの変化の多くは「劇的に悪化」するか「あまり変化しない」のどちらかです
それは環境やレベルが変わっても選手のタイプ自体は変わらないからです
ただこれは「四球」と「三振」に関しての話しです。本塁打などではまた違った話しになります


2016年3月28日月曜日

1軍に行くのは俺だ―週間2軍のMVP―第二週

プロ野球1軍も開幕し、本格的に野球が楽しめる時期になりましたね
カープも2勝1敗と良いスタートを切りました
この調子でどんどん勝ち星を伸ばしていってほしいですね!

今回は先週に続き2軍で最も旬な選手を紹介していきます

先週活躍した選手は
投手
1位 中村祐太
 獲得PP57.9
2位 永川勝浩 獲得PP46.0
3位 野村祐輔 獲得PP45.7

野手
1位 桒原 樹  獲得FP25.9
2位 バティスタ 獲得FP21.7
3位 堂林翔太  獲得FP21.4

となりましたが今週はどうなったのか

まずは今週のチームの結果ですが2勝3敗1分と負け越しました
トータル4勝5敗2分とほぼ五分五分の戦いを続けています

さて、それでは今週最も活躍した選手トップ3を紹介していきます

投手
1位 岡田明丈 獲得PP48.0
2位 野村祐介 獲得PP45.0
3位 横山弘樹 獲得PP40.0

これは結果が出た時に正直何回か見直しました
なぜなら1位の岡田は3/25の登板で6失点という結果だったからです
しかし投球内容を見てみると7回無四球に被本塁打0奪三振5と悪くない
ストレートの球速も平均143kmにMAX148kmとまずまず
これなら1軍での登板も期待できそう

2位の野村は先週に続き安定したピッチング
先週は7回 与四球1 奪三振3
今週は8回 与四球1 奪三振3(与死球1)
被本塁打は共に0
奪三振が少ないのは気になるが球は低めに集まっているようす

3位は岡田と同じくルーキーの横山
7回を投げ与四球2奪三振3とまずまずの投球内容
野村と同じく球威には欠けるタイプとあって1軍でも安定したピッチングが出来るかが鍵

裏ローテで投げるであろう3人が結果を出しているのは良い傾向ですね


続いて野手です
1位 土生翔平 獲得FP27.0
2位 堂林翔太 獲得FP24.0
3位 プライディ 獲得FP20.0

1位は今週15打数8安打の打率.533と大当たりの土生
盗塁も1つ決めて絶好調ながら欲を言えば8安打中6安打が単打ともう少し長打が欲しい
そのぐらいに今の1軍外野手の壁は高い

2位は先週3位の堂林
今週もチームトップの24打席と出場機会を得ている
先週も今週も打率.333と結果を残しているが長打は合わせて二塁打3本
三振率17.4%と昨年から三振も減り打撃の荒々しさが消えている
個人的には少し寂しい

3位には3試合と少ない出場機会ながら今週チーム唯一の本塁打を放っているプライディ
特に3/27にはサヨナラ本塁打を放つなどここ1番でも勝負強い打撃は◎
この活躍を持続させて1軍外国人枠を常ににらみたい


今週は何といっても1軍ローテーションの岡田、野村、横山の3人の活躍ですね
3人とも圧倒的な成績ではありませんが四球が少なく1軍でも安定したピッチングが出来そうなのは大きいです

また野手を見ても、天谷が現状ライト争いに一歩リードした形にはなっていますがまだまだどうなるのか分かりません
土生がこれからも活躍すればチャンスはあると思います。それはライトも守れる堂林も同じです
プライディももっともっと見てみたいという気持ちになる活躍を見せました

来週は誰が活躍するのか。
とても楽しみです

といった感じで今回は終わります



参考URL
http://www.carp.co.jp/index.html
http://npb.jp/

2016年3月24日木曜日

データから読み解く2016順位予想(セリーグ)

シーズンの順位予想をするに当たって考慮にいれたのが
・公示で発表された選手
・開幕ローテーションに入るであろう選手(例:藤浪や田口、岡田など)
・ローテーション争い当落線上の選手(例:三嶋、成瀬など)
・比較的軽傷であろうと思われる開幕1軍を漏れた主力(例:阿部、バレンティン、大瀬良など)

以上1チーム大体35人ほどの
・昨年の成績
・年齢
・プロ入り年数
です

昨年の成績で考慮したのが
投手は奪三振率、与四球率、被本塁打、投球回数、登板試合数
野手はOPS(出塁率、長打率)、打席数、試合数
以上となります

昨年の成績を「実力」、年齢を「伸びしろ」、プロ入り年数を「安定感」としセリーグ内で偏差値として出し比較しました
昨年の成績が良ければ実力があり、年齢が若ければ伸びしろがあり、プロ入り年数の平均が低いチームは安定感に欠けるといった考えからです。

説明が長くなってしまいましたが本題に行きます
まずは投手の予想結果が以下になります
赤が上位2球団。青が下位2球団

実力では阪神と巨人が抜けています
そしてこの2球団で面白いのは実力は同じくらいながら伸びしろと安定度が真逆のところです
しかし、本拠地のパーク・ファクターを考えたら巨人の投手の方が優秀だといえるかもしれません
ただマイコラスのケガや賭博問題など不安要素もあります

中日は全てに平均以上の数値を出しており、一見優秀ですがこちらも12球団一得点が入らないナゴヤドームということを考えれば寂しい感は否めません

広島は前田健太が抜けた影響もあり、実力は下位ではありますがその分伸びしろがあります。
が、安定度も低く投手の出来がそのまま順位に直結しそうです

横浜も同様です。ただこちらは後述の野手でもそうですが、投打ともに安定度がありません
これが吉と出るか凶と出るか見ていて1番楽しいチームかもしれません

ヤクルトのピッチングスタッフは打者有利の神宮球場ということを考えても厳しいです
昨年のドラフトの失敗が響き伸びしろの数値も低いのが痛いところ
新外国人のペレス、ルーキ、デイビースそして新人の原の活躍に期待したい


続いて野手です

投手陣は最下位ながらその分と言わんばかりにヤクルトの実力が抜けています
伸びしろに不安を感じる部分がありますが、今年も破壊力充分と言えるでしょう

それに続くのが広島。実力が高く伸びしろ、安定度も平均的と計算のしづらい投手陣とは裏腹に打撃陣は高水準な成績を見込めそうです

巨人も実力はあるのですが、いかんせん伸びしろにキツイものがあります
クルーズの加入が実力面では+になっているのですがポジションの兼ね合いを上手く合わせられるのかもポイントとなりそうです

横浜の野手陣は断トツで若いです。これから伸びてくるチームになりそうですが今年はどうなる…?

阪神と中日は投手有利な球場ですから打者の数値が低いのは仕方ない部分があります。
が、特に中日は投手は平均、打者は最下位では厳しいシーズンになりそうです


以上の投手と野手をまとめると


このような結果になり
1位 巨人
2位 阪神
3位 広島
4位 ヤクルト
5位 中日
6位 横浜
となりました

しかしながら、合計の数値を見ても分かるように僅差です
1位の巨人にしても開幕前にごたついています
一流のメジャーリーガーも野球はメンタルのスポーツだと言っているぐらいメンタルは重要ですがこの騒動の中で実力を出し切れるのか不透明です
一方最下位予想の横浜も投打ともに伸びしろがあります

本当に今年はどこが優勝するのか予測しづらいです
勝敗を分けるのは案外ファンの声援の差なのかもしれません

といった感じで今回は終わります
ご意見、要望、感想など残していってくれたらうれしいです


←各球団の平均年齢

参考URL
http://npb.jp/
http://baseball-data.com/

各球団の平均年齢

今回は各球団の平均年齢と平均プロ入り年数を調べました



以上がその結果です
注意点として支配下登録の選手のみです(外国人選手含む)
プロ入り年数はNPBのみの数えになります。MLBなどのキャリアは含まれてません。
巨人の高木京介選手の処遇はこれを書いている時点では決定していませんが、巨人の選手からは外しています

さてこれを見ると各球団のドラフトの各色が見えてきます
例えばソフトバンクは平均年齢が比較的若いわりにプロ入り年数は高いです。つまり高卒の選手が多いことが伺えます
逆にオリックスは反対の特性があることから大卒、社会人出身の選手が多そうです

巨人、阪神は平均年齢・平均プロ入り年数が高いことからベテラン選手が多いことが分かります

カープファンとしてカープに触れておきたいところですが、共に7番目なので平均的としか言えないところです…


今回は豆知識としてのデータでした。

説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです

参考URL
http://baseball-data.com/

2016年3月23日水曜日

プロ野球選手の平均身長、体重、BMI

今回は各球団選手の身長、体重それとBMIを調べました

20歳日本人の平均身長と体重は
170.9cm 64.6kg
となっています

BMIは肥満度を示す指標で
18.5未満で低体重(痩せ型) 
18.5~25未満で普通体重
25~30未満で肥満(1度)
30~35未満で肥満(2度)
35~40未満で肥満(3度)
  40以上で肥満(4度)
となっていますがこれは日本の基準です

さて上記を踏まえてまずは各球団ごとの平均が以下のようになります


1番平均身長が高いのが阪神 低いのが西武
1番平均体重が大きいのも阪神 軽いのはソフトバンク
1番平均BMIが大きいのは広島 小さいのはオリックス
となりました
これは育成契約・外国人選手全てを含んだ数字です

個人的にカープファンということもありますが1番驚いたのは広島のBMIです
というのも広島は100kg越えがエルドレッド一人でその他の球団は100kg超えが複数人いるからです

体重とチーム本塁打数に関係があるのかと調べてもみましたが、今回の検証では特に関係はありませんでした
これはまた後ほど別で検証したいと思います

それにしても当然ですが
20歳日本人の平均身長と体重が約171cm65kgなのに対してプロ野球選手は180cm83kgですからプロ野球選手はデカいですね

次に球団ごとの最高身長体重BMI、最小身長体重BMIが以下のようになります

ヤクルト

巨人

阪神

広島

中日

横浜

ソフトバンク

日本ハム

ロッテ

西武

オリックス

楽天


各球団ごとに2m級で100kg越えの選手がいるのに対して一般人とそれほど変わらない体格の選手がいるのは面白いです

今回はここまでです
説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです


参考URL
http://baseball-data.com/

2016年3月22日火曜日

1軍に行くのは俺だ―週間2軍のMVP―3/15~3/20

―Most Valuable Player―

直訳で最も価値の高い選手。
2軍の選手にとってのそれはつまり最も1軍に近い選手であるということ

「2軍で活躍した選手が1軍で活躍できる」わけではありませんが「2軍で活躍できない選手は1軍でも活躍しにくい」と僕は思っているので2軍の情報は大切にしています
と以前書いたのですが、単純に負けるより勝った方がいいし、2軍の選手の活躍がチームの底上げにも繋がることを考えれば2軍というのは非常に重要であると僕は思っています

さて、2軍も開幕したことですし今回からその週最も活躍した選手を紹介していこうと思います
選別方法はFPとPPを使います
FPとPPは試合に多く出て内容が良ければ高くなる数値です
FP=(試合数+打席数)*OPS
PP=(試合数+投球回数)*(5-DIPS)
OPSは長打率と出塁率から。DIPSは与四球、奪三振、被本塁打から算出される値です

それではFP(野手)とPP(投手)のそれぞれ上位3名を紹介していきます

投手部門
1位 中村祐太 獲得PP57.9
2位 永川勝浩 獲得PP46.0
3位 野村祐輔 獲得PP45.7

1位は3月19日の対ホークス戦で8回1/3を投げ自責点2ながら惜しくも負け投手になった中村祐太
この試合はサヨナラ負けだったが中村自体は無四球で投げぬいた。悔しくも良い経験になったはず
昨年のウエスタンの防御率は38.57。後は上を向くだけ。

2位は3試合を投げた永川勝浩
防御率自体は3.00とイマイチながらも4奪三振に無四球と投球内容は良い

3位は開幕投手を任された野村祐介
7回を投げ無失点と流石は1軍ローテ級といったところ
しかしながらMAX140kmに奪三振3は少し寂しい数字


続いて野手部門
1位 桒原 樹  獲得FP25.9
2位 バティスタ 獲得FP21.7
3位 堂林翔太  獲得FP21.4

1位は開幕戦にプロ入り初ホームランとなる殊勲打を打った桒原
打席数は堂林と並んでチーム1位の22。期待度と状態の高さがうかがえる
打率.316 出塁率.381 長打率.579 OPS.960は素晴らしい成績
昨年全然選べなかった四球を2つ選んでるのも成長を感じる
このまま突っ走ってもらいたい
→時代を切り開くカープの若手―桒原樹―

2位は今年育成契約を勝ち取ったばかりのハビエル・バティスタ
「パワーはロサリオ以上」の前触れだが、今のところ本塁打は0
しかしながら打率.375 出塁率.444とコンスタントに結果を残す
打点も未だ0なので本塁打とともに早く欲しいところ

3位は堂林
打率.333 出塁率.364 長打率.429 OPS.793と結果を残すも
1軍2軍ともに出場枠を勝ち取らないといけない現状ではもう少しインパクトが欲しい


チームは現在5試合を終えて2勝2敗1分の3位です
2軍も長らく優勝から離れています。成長と勝利。両方勝ち取っていってほしいですね

といったところで今回は終わります


←投手の全盛期はいつなのか


参考URL
http://www.carp.co.jp/index.html
http://npb.jp/




2016年3月21日月曜日

投手の全盛期はいつなのか

今回は投手の全盛期がいつなのかを調べていきます
用いるデータは前回の野手と同じように昨年、プロ野球を引退した支配下登録の日本人(扱い)選手です

・年齢ごとの総人数
・年齢ごとの1軍での総獲得PP(試合に出て内容が良ければ大きくなる数値)
をグラフにしたのが以下です


野手の全盛期が26歳~31歳だったのと比べると投手の全盛期は短いことが分かります
投手の全盛期は24歳~26歳という結果になっています
その分若い時から活躍しやすく、また選手の入れ替わりも激しいのが特徴的です

反対に野手と共通している部分は26歳をピークに人数が減少している点です
プロ野球選手は26歳までがキーとなりそうなのが分かりました


前回と今回の考察の結果プロ野球の全盛期がどのくらいなのか、大体の目安がつきました
これらも考察にいれて開幕前には今年の順位予想も行っていきます

説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです

参考URL
NPB公式サイト
各選手のwikpedia</span></st

2016年3月20日日曜日

野手の全盛期はいつなのか

今回はプロ野球選手の全盛期はいつ頃で、またそれはいつ頃まで続くのか・というのを調べていきます

今回調べたのは2015年シーズンを最後にプロ野球を引退した日本人野手41名です
41名の引退するまでの1軍成績を調べてまとめたのが以下のグラフになります


下の横軸が年齢
緑の縦棒グラフが年齢別の在籍選手数(例を出すと34歳まで現役だった選手が15人いたということになります)
そして黒の折れ線が全選手の年齢ごとのFP(多くの試合に出て打席の内容が良ければ大きくなる数値)を加算したものです

分かりにくい説明になって申し訳ありません
要はこれで何歳から何歳まで全盛期なのか視覚的に分かるようになっています

黒の折れ線を見ると、大体26歳から31歳までが山の頂点(全盛期)だということが分かります
そこからはなだらかに力が落ちていることが見てとれます

また年齢別の選手数は26歳をピークに減少しています
これはこの年齢辺りで「見切り」をつけられているということなのでしょう
野手は26歳までに一定の結果を残さないと厳しいことが分かります

そこから31歳まで選手数は減っているのに獲得FPに大きな変化はありません
これは残った選手がチームの主力として成績を伸ばしている為だと思われます

しかし、そこからは例外はあるものの全体的には下っていっています

今回の検証で野手のピークは大体26歳から31歳までということが分かりました
しかしこれは2015年引退者のデータなので他の年も含めて計算するとまた違った結果になるかもしれません
ただでさえ2015年は大物が次々と引退した年でもありますし

それでも、範囲を広げて検証をもう一度するかは未定ですが、今回の結果と僕の予想に大きな違いはなかったのは確かです。

という感じで今回はここまでです
次回は投手の全盛期はどうなのかを検証していきます

説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです


参考URL
NPB公式サイト
各選手のwikpedia

2016年3月19日土曜日

隠れたブレイク候補~小野淳平~

マエケンがいなくなった今年のブレイク候補に以前戸田、薮田、中村恭平を挙げました
しかしそれだけでなく密かにブレイクを期待している選手がいます
それが今回取り上げる小野淳平です
昨年は1軍の登板はなく年齢も今年29と結構ギリギリではありますが、それでこそ救世主となりえて欲しいと願っています

まずはそんな小野の基本情報です

小野淳平
・19897年4月5日生まれ(今年29歳)
・右投右打
・2009年ドラフト5位
・大卒7年目
・178cm82kg

カープには2013年からの加入です
キャリアハイは2011年で14試合48.0投球回
2勝2敗防御率3.75です

昨年は前述の通り1軍での登板はありません
しかしながら2軍ではリーグトップの121.1投球回を投げています
勝ち星はリーグ5位の6勝で防御率は3.19

ぶっちゃけ防御率や勝利数は優秀なのは間違いないですが特別秀でているわけではありません
<ins>特筆すべきは与四球率</ins>です
与四球率が1.34でこれは昨年の投球回上位50人の中でトップの値です
その上で奪三振率も6.97と悪くなく、K/BBと呼ばれる投手の完成度を示す値では、昨年デビューから9連勝を飾ったホークスのバンデンハークと遜色ありません
バンデンハーク6.45
小野6.27

昨年の2軍の活躍が認められたのか今年は今現在1軍にいます
このまま開幕1軍のみならずコンスタントに1軍のマウンドで躍動してほしいですね

といったところで今回は終わります

説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです

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2016年3月18日金曜日

時代を切り開くカープの若手―桒原樹―

3/15に1軍より一足先に2軍が開幕しました

「2軍で活躍した選手が1軍で活躍できる」わけではありませんが「2軍で活躍できない選手は1軍でも活躍しにくい」と僕は思っているので2軍の情報は大切にしています
そんな大切な2軍の開幕戦ですがカープはオリックス相手に7-1で勝利を収めました

開幕投手の野村祐輔が7回を2安打1四球3奪三振の投球内容で無失点
堂林が猛打賞、小窪が2安打と1軍での活躍が待ち遠しい選手の活躍がありました

その中で今回取り上げるのは昨日2軍とは言えプロ入り初ホームランを記録した2年目の桒原樹です

まずは基本情報から

桒原樹(くわはら たつき)
・1996年7月4日生まれ(今年20歳)
・180cm74kg
・2014年ドラフト5位
・高卒2年目
・内野手
・右投左打

昨年は高卒ながらショートを40試合守り守備率は.959
これは昨年の高卒ルーキーで30試合以上ショートを守った中では2番目の成績です
守備力はありそうです

課題は明白で打撃です
119打席で打率.179 出塁率.184 長打率.223 OPS.407
と全体的に力不足です
20安打中5安打が二塁打と線の細さと比べると長打力はありますが四球が1つは厳しいところです

2軍の開幕戦と言えど赤松、小窪、堂林など1軍級の選手がいる中で開幕スタメンに選ばれており首脳陣からの期待が高いことが伺えます
その中で先制本塁打を含む2安打2打点と好スタートを切った桒原の飛躍に期待です

といったところで今回は終わります

説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです


参考URL
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2016年3月17日木曜日

2016ブレイク候補~戸田隆矢~

以前挙げた今年のブレイク候補3人の中では1番の本命です
ただ、現在のところメディアの露出が少なく、調べてみたところ3月2日から始まった春季教育リーグ(2軍戦)で戸田は打たれているようです

  123 456 789
中 330 000 100 7
広 000 001 200 3
以上のスコアでカープの先発が戸田ですから詳細な結果までは分かりませんが序盤に崩れているのは分かります

そんな戸田ですが今まで残した結果は充分に将来を期待できるものです
まずは基本情報から
・1993年6月10日生まれ(今年23歳)
・2011年ドラフト3位
・高卒5年目
・181cm72kg
・左投左打

キャリアハイは昨年で
34登板 62投球回 3勝3敗 防御率3.63

高卒5年目ということで今年の大卒ルーキー岡田と同い年になります
他に主だった同世代の投手となるとホークスの武田翔太、ファイターズの上沢、タイガースの歳内、イーグルスの釜田あたりです
これらの選手と戸田を比べたグラフが以下になります



PPとは多く試合に出て内容が良ければ大きくなる数値です

上沢と僅差ですが、現状戸田は世代NO2の投手といえそうです



戸田の年度別獲得ppをグラフにするとこのようになり、年々良くなっているのが分かります
それ故に現状の不調?が気になるところではありますが、それでも今年の結果が最も楽しみな一人です

という感じで今回は終わります

説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです


参考URL
NPB公式サイト

2016年3月16日水曜日

2016ブレイク候補~薮田和樹~

今回もブレイク候補の一人 薮田についてです

まずは基本情報から
・1992年8月7日(今年24歳)
・2014年ドラフト2位
・大卒2年目
・188cm84kg
・右投右打

昨年の一軍成績は
6登板 25.0投球回 1勝2敗 防御率5.76
与四球率が7.2(9回投げたら7.2個四球を出す)とコントロールが安定していませんでした

成績をまとめるとこんな感じです

リーグ平均より悪いものが赤字になっています
というか全部赤いです
しかしその中でも与四球率の悪さは群を抜いています。が、奪三振率と被本塁打率に関しては特別悪いわけではありません

続いて二軍成績を見ていきます

リーグ平均より良いものが青字です
こちらでもやはり与四球率は良くないもののその他の数字は平均より良いことが分かります。特に奪三振率の10越えは素晴らしいものです
与四球率も平均より少し悪いぐらいで壊滅的というわけではありません

以上の2つを見る限り、実力はあるものの1軍の環境に上手く適応できなかったのが伺えます
今シーズンは適応できるのかそれとも伸び悩むのかカープにとっても大きな1年になりそうです

というところで今回は終わります。

説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです


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NPB公式サイト

2016年3月15日火曜日

2016ブレイク候補~中村恭平~

前回で今年のブレイクに期待出来る投手として戸田、薮田、中村恭が出てきました

今回は中村恭平について書いていきます
まずは基本情報から
・1989年3月22日(今年27歳)
・2010年ドラフト2位
・大卒6年目
・185cm82kg
・左投左打

キャリアハイは2013年で
12登板 52.1投球回 1勝5敗 防御率3.96

昨年はわずか1試合の登板
ぶっちゃけ年齢、成績共に結構ギリギリだと思います

そんな彼ですが昨年2軍ではリーグ4位の7勝とリーグ2位の98.1投球回を記録しています
その為今シーズンの期待値が格段に低いわけではありません

前回調べたファイターズの吉川も今年の中村恭と同じ6年目にブレイクしました
奇しくも両選手とも左腕という共通点もあります。今回はその二人を比べてみました
以下のグラフがその結果です



獲得ppとは試合に多く出て内容が良ければ大きくなる数値です。つまり数値が大きいほど良いデータです

似ているようでよく見れば似てないようなそんなグラフになりました
見た感じ中村恭に言えるのは「伸び悩み」と「壁がある」という感じです

ただそれは5年目までの吉川にも同じことが言えます

同じように6年目(今年)に壁を抜けることを期待していますし、その可能性は十分にあると思います
なぜなら今年はマエケンが抜けて「チャンス」なのだから。そして昨年の成績にも手ごたえはあるのだから。


というところで今回は終わります。

説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです


参考URL
NPB公式サイト

2016年3月14日月曜日

マエケンの後釜は誰だ③

前々回、前回でエース格が抜けてもその翌年に新たな選手が出てくる可能性が高いことが分かりました。
今回はそこから一歩踏み出していきます

そしてその選手たちの特徴と今現在カープに所属している投手の特徴が似ているのであれば、その選手が今年新たに出てくるのではないか</ins>・という発想の基で行っています

それではまず抽出した選手が
・2007タイガース上園
・2007ライオンズ岸
・2008カープ前田健
・2008カープ篠田
・2009ドラゴンズ吉見
・2009ジャイアンツ東野
・2012イーグルス美馬
・2012イーグルス釜田
・2012ファイターズ吉川
・2012ホークス岩嵜
・2014カープ大瀬良
・2014カープ九里
以上となります。

この内 上園、岸、篠田、釜田、大瀬良、九里は当時ルーキーです
ここは今年のルーキーである岡田、横山、高橋樹、オスカルに期待しましょう(投げやり...!)

そして今回見ていくのは前田健、吉見、東野、美馬、吉川、岩嵜の6選手になります
そして以下がそのまとめです



PPはこのブログで使っている指標で試合に多く出て内容が良ければ大きくなる数値です

上のデータから見ると
・20~26歳
・2~6年目
・前年度獲得pp500~1500前後
といった感じでしょうか

この条件を少し拡大して、今年の仕事が中継ぎもしくは抑えである思われる選手を除いたカープの選手が以下になります



これを見ると年齢、PPともに戸田は優秀です
今年の起用法ははっきりと分かりませんがこれを見ると今年は先発でみたい気持ちになります

薮田も高卒と大卒の違いはありますが、1年目マエケンと同じくらいのPPを残しています
中村恭は年齢、PPともにギリギリ残っている感じですが それでもここに残っていることには変わりません

ただ、マエケンが抜けた後釜探しの為にマエケンのルーキーイヤーを調べる結果になりましたが 改めてマエケンの凄さを思い知らされました
1年目マエケン獲得pp584.9。マエケンは1年目に1軍で投げていない為これは2軍成績のみのものです(獲得ppは1軍と2軍の成績から算出されています)
去年の高卒ルーキーでこれに比肩されるのは1軍で月間MVPをとったライオンズの高橋光成(637.6)のみです

残念ながらこれほどのインパクトを残している選手はいませんでした

ただ、だからと言ってエースが抜けた後にチーム防御率が大幅に悪化しているケースも前々回の検証ではありませんでした

というところで今回は終わります。
次回からは戸田、薮田、中村恭の3選手をもう少し掘り下げて考えていこうと思います

説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです

中村恭平→
薮田和樹→
戸田隆矢→
参考URL
NPB公式サイト

2016年3月13日日曜日

マエケンの後釜は誰だ②

前回に続き今回もマエケンの後釜を探していきます

今回は以下の選手の移籍前年度と移籍後のチーム投球回上位5名を見ます
・小林宏
・杉内
・ダルビッシュ
・和田毅
・岩隈
・田中将

それと前回書き洩らしがありましたので追加で以下の2投手も追加します
・大竹
・涌井

それでは結果です
黄色が上記該当選手。青色が前年度にいなかった日本人投手です。



チーム防御率4.10(リーグ5位) → チーム防御率3.40(リーグ6位)
小林宏の投球回はチーム9位



チーム防御率2.85(リーグ3位) → チーム防御率2.99(リーグ3位)



チーム防御率2.68(リーグ2位) → チーム防御率2.89(リーグ2位)



チーム防御率2.32(リーグ1位) → チーム防御率2.56(リーグ1位)



チーム防御率3.54(リーグ3位) → チーム防御率3.77(リーグ4位)
涌井の投球回はチーム6位



チーム防御率3.46(リーグ3位) → チーム防御率3.79(リーグ4位)


2010年以降では様々なパターンがありました

まずは先発でやっていきながら移籍前年は中継ぎ抑えになっているパターン(小林宏、涌井)
こちらは翌年に出てくる投手(大谷智、上野、岡本洋)も先発、中継ぎ両方をこなしています

次に和田、杉内あとはホールトンも抜けた2011年ホークス
こちらは大隣、岩嵜と出てきていますがそれ以上に摂津がエースへと覚醒しています
チーム防御率もリーグ一位のままです

2011イーグルスの岩隈の後には当時2年目の美馬とルーキーの釜田
2013カープの大竹の後には共にルーキーの大瀬良と九里と若い選手が代わりに出ています

そして2011ダルビッシュの後には吉川がブレイクしています

これらを見て言えるのはエース格が抜けても名のある選手が出ているということです
露出が増えることによって名に箔がついているともいえますが...
どちらにせよ新たな戦力は出てきていることが分かります

それが誰なのか
本題であるマエケンの後釜を次回探していきます。


説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです

←マエケンの後釜は誰だ①       マエケンの後釜は誰だ③→


参考URL
NPB公式サイト

2016年3月12日土曜日

マエケンの後釜は誰だ①

去年の黒田加入とは反対に今年はマエケンのメジャー移籍。この理由が大きく今年のカープの前評判は高いとは言えません(シーズン順位予想もやる予定です)

「マエケンがいないから今年のカープは終わりね」じゃ面白くない話し
どうせならマエケンが抜けた代わりに誰が出てくるのか。それを探していきましょう

ということでまずは今回使うデータです
2006年からFAまたはポスティングで移籍した投手の一部
・松坂
・井川
・黒田
・川上憲伸
・上原
・高橋尚
・小林宏
・杉内
・ダルビッシュ
・和田毅
・岩隈
・田中将
以上の投手たちをピックアップしました
この投手たちの移籍前年度のチーム投球回上位5名と移籍後のチーム投球回上位5名を見ていきます
今回は2006年から2009年まで所属していた松坂、井川、黒田、川上憲伸、上原、高橋尚で2010年からのものは次回に予定しています

それでは以下が結果です
黄色が上記該当選手。青色が新たに出てきた日本人投手です。



チーム防御率3.13(リーグ2位) → チーム防御率3.56(リーグ1位)



チーム防御率3.64(リーグ3位) → チーム防御率3.82(リーグ5位)



チーム防御率4.22(リーグ6位) → チーム防御率3.78(リーグ5位)



チーム防御率3.53(リーグ3位) → チーム防御率3.17(リーグ2位)



チーム防御率3.37(リーグ2位) → チーム防御率2.94(リーグ1位)



チーム防御率2.94(リーグ1位) → チーム防御率3.89(リーグ3位)

以上が結果になりました
これを見ると

タイガース
井川→上園

ライオンズ
松坂→岸

カープ
黒田→前田健

ドラゴンズ
川上憲→吉見

ジャイアンツ
上原→東野

と新たに頭角を現す若手投手は出てきているようです
この中で唯一の例外は2009→2010のジャイアンツでしょうか
エース格が2年続けて抜けるとキツイといえるのかもしれません

新たに出てくる投手のおかげかチーム防御率にも大きな変化は見られません(リーグ順位の変動を加算していくと±0になります)

ただ面白いのは2006→2007タイガースの変化です
チーム防御率のリーグ順位だけを見ると06年より07年の方が良いのですが、先発防御率に目を向けると06年3.22(リーグ2位)から07年4.45(リーグ5位)と大幅に悪化しています
これは井川という絶対的エースをの穴をJFKに代表される豊満なリリーフ陣全体でカバーした形といえそうです


さて今回はここまでで次回は2010年以降を見ていこうと思います
そして肝心の2016年カープで頭角を現す投手は誰なのか...


説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです

マエケンの後釜は誰だ②→


参考URL
NPB公式サイト

2016年3月11日金曜日

新外国人ジャクソンを徹底分析

今回は今年のカープのセットアッパー候補の一人ジャクソンについてです

まずは基本情報から
ジェイ・ジャクソン
・1987年10月27日生まれ(今年29歳)
・185cm88kg
・右投右打

メジャーでの実績は昨年の1年だけです
6試合4.1投球回
防御率6.23
と見た目の数字は悪いですが奪三振率8.3 与四球2.1は悪いものではなくむしろ良い部類です。短いイニングではありますがホームランも打たれていません
年齢が働き盛りなのも良いですね

昨年のマイナー(AAA)での成績は
48試合63.2投球回
3勝3敗14S 防御率2.54
奪三振率9.9(7.3)
与四球率2.4(3.3)
被本塁打率0.3(0.8)
()内がリーグの平均

どの成績も優秀ですが特に被本塁打率が優秀です
ホームランを打たれて逆転!ということは少なそうです

本格的に救援に転向したのは昨年からで2014年までは先発での登板が多いです
マイナーでの通算184試合登板中125試合が先発でしたが、昨年は48試合全て救援でのものです
元々奪三振率は毎年安定して高いですが2013年2014年と与四球率は4を超えています
それが昨年は2.4ですから救援で力が発揮できるタイプのようです

カープでもバンバンアウトをとってほしいですね!

というところで今回は終わります
次回はヘーゲンスの分析を予定しています

説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです

参考URL
http://www.baseball-reference.com/

2016年3月10日木曜日

新外国人ヘーゲンスを徹底分析

今年のカープの外国人枠の使い方は恐らく野手2、投手2が基本だと思います
となると現状ジョンソンが確定でルナ、エルドレッド、プライディで2枠
そして新外国人のジャクソンとヘーゲンスで残りの1枠となりそうです

そこで前回書いたジャクソンと今回のヘーゲンスですが、セットアッパーとしての役割ならジャクソンの方が1日の長がありそうです。

なぜなら
っとまずは基本情報から書いていきます

ブレイディン・ヘーゲンス
1989年5月12日生まれ(今年27歳)
190cm95kg
右投右打

メジャー経験は2014年の2試合のみです
0勝1敗 防御率3.38
試合数が少なすぎて正当な評価は出来ませんが2.2イニングで四球が3つもあるので制球には苦しんだようです

マイナーの成績を見てみると昨年はAAとAAAが半々ずつ
一昨年はAAがメインとメジャーだけでなくAAAでの実績も乏しいです

日本は一部のチームに3軍があるとはいえメインは1軍と2軍のみです
対してアメリカのメジャーリーグはMLB(1軍)、AAA(2軍。日本でマイナーと言えばここを指すことが多い。実際はAAA以下はマイナー)、AA(3軍)、A(4軍)、ルーキー(5軍)と規模が大きいです

日本のプロ野球のレベルは一般的にAAAAつまりメジャーの1.5軍と言われています
その為日本に来る助っ人の多くはAAAでは活躍しているがMLBでは苦戦している中堅からベテランが多いというわけです

だからこのサイトでは比較的日本のレベルに近いMLBとAAAの成績を参考にそれ以下のリーグは参考していません(必要と思ったデータに関しては書いています)


と少し脱線してしまいましたが以下がヘーゲンスが昨年残したAAAでの成績です
14試合70.2投球回
5勝5敗防御率2.67
被本塁打率0.3(0.8)
与四球率3.3(3.3)
奪三振率6.4(7.3)

14試合登板中12試合が先発登板と先発がメインでした
この辺りがジャクソンの方にセットアッパーとして有利な理由です
そして成績の方ですが被本塁打率が優秀の他は平均的です
といっても被本塁打率は非常に重要な数字なので期待は持てそうです
まあその被本塁打率もジャクソンとあまり変わらないのですが…。

実際問題、当初の球団の意図ではヘーゲンスは助っ人の助っ人、ジョンソンかジャクソンが故障または不調になった時の代理なのでしょう

しかしながらヘーゲンスはまだ26歳(カープで言えば菊丸世代)と助っ人外国人にしては若いです
日本の水に合って成長出来れば面白い存在になりそうなのもまた確かです


というところで今回は終わります

説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです

参考URL
http://www.baseball-reference.com/

2016年3月9日水曜日

新外国人プライディを徹底分析

今回からカープの新外国人を分析していきます
最初に書いていくのは野手の助っ人プライディからです

まずは基本情報から
・ジェイソン プライディ(Jason Pridie)
・1983年10月9日生まれ(今年33歳)
・185cm93kg
・右投左打

キャリアハイは2011年で
101試合236打席 4本塁打 20打点 7盗塁 打率.231 出塁率.309 長打率.370 OPS.679
ポジションは多い順にセンター、ライト、レフト
となっています。これはメジャーでのものです

ここだけを見てみると打率こそ低いものの出塁率と長打率は悪くありません。また盗塁も上手く(盗塁死は1)ポジションもセンターが多いところを見ると身体能力も高いことが伺えます

昨年のプロ野球で言えばベイスターズにいたバルディリスと打撃成績が似ています
バルディリス 打率.258 出塁率.333 長打率.391 OPS.725


昨年の成績を見るとメジャーでは6試合10打席しか出ていません

マイナーでは127試合541打席
20本塁打(リーグ11位)
本塁打率27.1(リーグ16位)
89打点(リーグ5位)
20盗塁(リーグ6位)
打率.310(リーグ4位)
出塁率.380(リーグ8位)
長打率.515(リーグ7位)
OPS.894(リーグ5位)
四球率10.2%(リーグ4位)
三振率18.9%(リーグ22位)

リーグ順位はPCL(昨年プライディが所属していたリーグ)で400打席以上の選手が対象(盗塁のみ100打席以上対象)

昨年の成績を見てみると三振がやや多いものの全体的に高水準な成績です
2011年メジャーの成績も四球率は昨年と同じ10.2%と高水準なので日本の野球にアジャストさえすれば出塁に関しては安定しそうです

カープが獲得してきた外国人野手で成績が似ているのは
2013年に所属していたフレッド・ルイスです

以下がプライディとルイスの前年度の成績です


ルイスがカープで残した成績は出塁率.350 長打率.385 OPS.735と悪くはありませんでしたがインパクトには欠けました
プライディにはこれを超える成績を期待したいですね

といった感じで今回は終わります
説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです

ヘーゲンスの分析はこちら
ジャクソンの分析はこちら

2016年3月8日火曜日

日本、MLB、AAAそれぞれの平均値

「日本とアメリカでどのくらい数字が違うのだろう

ということで今回はプロ野球、メジャーリーグ、マイナーリーグの主要成績の平均値を出してみました
以下がその結果です

大きい数値のものを赤文字、小さいものを青字にしています


各リーグの特徴は
・日本は単打が多く盗塁は少なめ
・メジャーはホームランと三振が多く四球が少ない。良くも悪くも大味さが目立つ
・ML(メキシカンリーグ)は三振が少なく打率が高い
といったところでしょうか

調べる前は「日本が打低投高」「メジャーが最近は打低投高の傾向ながら日本よりは打つ」「マイナーが打高投低」というイメージでした
それは1試合辺りの平均得点を見ると間違っていませんが、僕が思っていたよりリーグ毎の違いは全体的に小さかったです(特に四球と三振)

それでも日本の野球(特にセリーグ)は全体的にパワー不足が目立ちます
最近は日本で四球(出塁率)が評価されてきました。それは良いことだと思います
ただその分なのか本塁打の評価が下がったようにも感じます

パワーこそ正義!ではありませんが
もっともっと本塁打が打てる打者が出てきてほしいですね


といったところで今回は終わります
説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです

2016年3月7日月曜日

2010~2015の平均パーク・ファクター(パリーグ)

セリーグに続いて今回はパリーグの本拠地についてです



福岡ソフトバンクホークスが本拠地に置く福岡ヤフオク!ドーム
・開場年1993年
・両翼100m/中堅122.0m
・フェンスの高さ4.2m
・収容人数38500人
一昨年まではパリーグ随一の投手有利の球場だったが、昨年のテラス増設によって本塁打でやすくなり一転打者有利の球場へ。
とは言いつつ三塁打が大幅に減り極端な得点増にはならなかった
パーク・ファクター自体単年で正確なデータが出るものではないので今後も注目



北海道日本ハムファイターズが本拠地に置く札幌ドーム
・開場年2001年
・両翼100.0m/中堅122.0m
・フェンスの高さ5.75m
・収容人数41484人
パリーグ有数の投手有利な球場。12球団の本拠地の中でフェンスが1番高く球場も広いため本塁打が出にくい
その分二塁打や三塁打はでやすい
またファールゾーンが広いのも特徴の一つ



千葉ロッテマリーンズが本拠地に置くQVCマリンフィールド
・開場年1990年
・両翼99.5m/中堅122.0m
・フェンスの高さ4.0m
・収容人数30100人
「マリンフィールド」の名のごとく海に近いため甲子園と同じように海風が有名
その風の影響で本塁打は出にくいが三塁打は出やすい。



埼玉西武ライオンズが本拠地に置く西武プリンスドーム
・開場年1979年
・両翼100.0m/中堅122.0m
・フェンスの高さ3.2m/両翼4.37m
・収容人数33556人
ブルペンが内野にある分ファールゾーンは狭いが、球場の大きさに対して長打が出やすくパリーグ随一の打者有利な球場
パリーグの球場の中では最古の球場



オリックス・バファローズが本拠地に置く京セラドーム大阪
・開場年1997年
・両翼100.0m/122.0m
・フェンスの高さ4.2m
・収容人数36154人
12球団の本拠地の中で唯一上位下位ともに3番内の項目がない
ザ・平均と言っていいかもしれないが三塁打は出やすい傾向にある。しかし2011年に驚異の0.26を記録しており5年単位で見ると平均に収束している



東北楽天ゴールデンイーグルスが本拠地に置く楽天Koboスタジアム宮城
・開場年2005年
・両翼100.1m/中堅122.0m
・フェンスの高さ2.5m(4.8m)
2013年から両翼と左右中間を狭く、フェンスも低くした結果本塁打は増えたが他球場と比較すると並み
二塁打が出にくい以外は投打に中立的な球場と言える


まとめると
打者有利:西武、ソフトバンク
中  立:楽天、ロッテ、オリックス
投手有利:日本ハム
といった感じです

ただパリーグの球場は球場自体に個性はあるものの、パーク・ファクター的には特徴が小さいです
その分昨年のヤフオクドームはインパクトがありました

今回はこの辺りで終わります

2016年3月6日日曜日

データから見る2014パリーグ新人王

前回の続きで今回はパリーグの有望株を見ていきます

まずは野手のトップ3から



となりパリーグ野手1位はファイターズの浅間という結果になりました
1軍の結果だけならマリーンズの中村奨悟ということになります
浅間の素晴らしい点は高卒というところです。セリーグのトップ3江越、野間、遠藤も、そしてパリーグ2位3位の中村奨、西野も共に大卒または社会人出身です
浅間の期待値は2014ルーキーの中でも抜群と言えそうです

続いて投手のトップ3です



順当に新人王であるファイターズの有原が1位という結果になりました
パリーグの方はセリーグと比べると今年活躍できた投手は少ないです
が、こちらも将来楽しみな選手がいます
ライオンズの高橋光成です。こちらもセパ共に投手上位3人の中で唯一の高卒です
これからの成長が楽しみな選手です


以上で今回は終わります。

説明不足や至らぬ点など多々あると思います
分からないことや要望があればコメント頂ければ幸いです


参考URL
NPB公式サイト